本記事はZoraという新しいL2ネットワークを紹介しつつ、エアドロップ(給付金)にも触れていく記事となります。
こんな方にオススメ
- Zoraってそもそもどういうところなの?
- 参加方法がわからないんだけど?
- 具体的になにをしたらいいの?
- そもそもエアドロップの可能性はあるの?
まず「Zoraはいいですよ、さあやりましょう!」
と鼻息荒くいわれても、そもそもZoraってなんだよという方がほとんどですよね?
これがわかります
- Zoraとはどういったプロジェクトなのか
- Zoraでのエアドロップ・給付金があるのか
- どのような活動をすればよいのか
本記事を読めばZoraの概要のほとんどが学べます。
ちょっとしたお時間のあるときにぜひ確認してみてください。
エアドロップについてまとめた記事もございますので、お触りがよくわからないという方はまずこちらをご覧ください。
ZoraはL2の新しいマーケットプレイス。エアドロも狙えます
今回お話しするZoraについて結論を先にまとめます。
Zoraとは
- Optimismロールアップを利用したL2のNFTマーケットプレイス
- 独自のプロトコルによって従来とは異なるNFTが発行できる
- 利用規約にエアドロップの文言が? エアドロップに強いVCの資金提供あり
- Zoraに進出している国内NFTプロジェクトがある
まとめると、Zoraはこのようなチェーンとなります。
上記のような他記事で紹介していたものとは毛色が異なり、Zoraはいわゆるマーケットプレイスに特化したチェーンです。
マーケットプレイスと聞くと、さまざまなNFTが売られているイメージを持たれるかとおもいます。
こうしてみると、
OpenSeaとなにがちがうんです?
というところは気になりますよね。
というわけでここからはZoraの具体的な中身について深堀りしていきましょう。
そもそもZoraってなに? L2のNFTマーケットプレイスです
もともとマーケットプレイスとして運営されていたZoraですが、2023年6月に正式に『Zora network』としてメインネットを稼働。
新たにL2のマーケットプレイスとしてローンチすることとなりました。
L2(レイヤー2)とはイーサリアム上の問題の解決策として提示された手段の1つです。
Zoraは『OP Stack』により立ち上げられており、Optimismロールアップを採用したブロックチェーンとなっています。
L2での主流はOptimismロールアップとzkロールアップがありますね
Zoraが提唱するNFTマーケットプレイスはハイパーストラクチャーと呼ばれる概念によって作られています。
ハイパーストラクチャーとはメンテナンス、中断、仲介者なしで無料かつ永久に実行できる暗号プロトコルであると定義されており、Zoraで提供されるNFTはこの理論に基づいています。
具体的にはZoraのNFTは独自のプロトコルによって稼働し、NFTそのものにマーケットプレイスが備わるという特徴があります。
Zoraプロトコルのメリットとは? クリエイターの方は必見です
これによってどんなメリットがあるのかというと、
Zoraプロトコルのメリット
- 従来のマーケットプレイスの事情に左右されない(どこでも販売できる)
- NFT売買による報酬分配をクリエイター自身が設定できる
- 【最重要】フリーミントで発行したNFTでも利益が得られる
NFTの中にマーケットプレイスが存在するということは、つまり将来的にはそのNFTをどこでも買うことができるようになります。
イメージできる未来としては「このNFTはこのマーケットプレイスでしか買えない」ということがなくなり、われわれがWeb3以外で使用する機会のあるSpotifyやFortniteでもNFTの購入が可能になるということです。
とはいえ、NFTって今もどこでも買えますよね?
ZoraとOpenseaの違いって?
Zoraは自身のNFTをいわゆるプロトコルと主張しています。
OpenSea はソースが非公開で運営されているデータベースであり、オフチェーンでデータを保存することで売買機能を成立させています。
逆をいえばオフチェーン機能が含まれていなければ正常な動作ができません。
つまりOpenSeaがダウンすれば、OpenSeaとそれと関連する市場が同時に停止することを意味します。
このような問題を解決する目的で構築されたのがZoraというわけです。
売買記録などがマケプレではなく直接NFTに刻まれるようなイメージですね
こういったことからZoraは自身をマーケットプレイスやプラットフォームではなくプロトコルであることを強調しているわけです。
クリエイターが報酬配分を設定できる
筆者がZoraに対して好印象なのはズバリこの部分です。
OpenSeaのルールに基づくNFTの基本機能には売買プロセスやロイヤリティ設計が組み込まれていません。
過去にOpenSeaで紛糾したロイヤリティ問題ですね
しかしZoraプロトコルによって発行されたNFTには、
- Creater
- Create Referral
- Mint Referral
- First Minter
- Zora
最大でこの5つのアドレスを組み込むことが可能です。
これが実際なんなのかといいますと、
この『MIYAKO- 都 on ZORA』はCLOSEPAがZoraで発行したNFTで現在もフリーミント可能です。
ここで注目してほしいのがフリーミント(無料)であるにもかかわらず価格が0.000777ETHとなっているところです。
やだ、フリミンっていったじゃない!嘘つきっ!><
となりそうですが、これにはZoraの仕様が関係しています。
実はこの価格の内訳は、Zoraやクリエイターに分配される手数料です。
つまりZoraやクリエイターに支払われる手数料を払うのは購入者となります。ここがとても重要です。
この0.000777ETHは上述した最大5つのアドレスに配分されます、この配分のなかにクリエイターやZoraの手数料が含まれています。
つまりZoraではフリーミントでも報酬を得ることができるのです
ユーザーはNFTを非常に安価にMINTでき、そしてクリエイターにも1$ほどではありますが報酬が残る。
これがZoraの強みです。
ちなみに上記で挙げたMIYAKO-都 on Zoraもフリーミントです。
なぜここでNFTの購入を勧めるのか。
次からはいよいよおさわりの核心に迫っていきたいとおもいます。
Zoraおさわりデビューの1枚としてこの機会に一度触れてみてください。
Zoraにエアドロップはあるの? Zoraでの給付金戦略
結論からいうと、ありまぁす!といえるくらいには狙えそうです。
その根拠は以下の通り、
エアドロは本当にある?
- VCから資金調達あり
- 公式サイトの利用規約にエアドロとおもわしき記述が追加された
Zoraは発足当初からParadigmやCoinbaseなどからの出資があり、エアドロップの可能性が噂されてきました。
その勢いが再燃した理由がこの利用規約の改定です。
Zora は、独自の裁量で、本サービスの利用に対して一定のインセンティブや報酬を提供することがあり、これには、本サービスで使用するウォレットへの暗号資産のエアドロップが含まれますが、これらに限定されるものではありません
https://support.zora.co/en/articles/6383293-terms-of-service
もともとテストネットからメインネットへの移行が素早い点や、通称『Zora球』と呼ばれる記念NFTの販売も評価されていましたが、
この文言追加により、Zoraへの注目度は一気に高まることとなりました。
よろしい、ならばトランザクションだ
と、全国のエアドロハンターが一心不乱の大戦争で地獄を作る前に、少し注意点があります。
ZoraにはNFTを買いに行こう
Zoraでやるべきおもな活動内容はNFTの購入です。
冒頭に述べた通り、ZoraはZoraプロトコルを使用してNFTコレクションを作成するためのサービスです。
他のネットワークと理念が異なるため、やれスワップだ流動性提供だ、というのはネットワークのコンセプトに合わないことが想像されます。
Zoraでの活動が最も評価される行為はなにか、と考察するとやはりNFTの購入というのがポイントだとおもいます。
しかし中にはNFTを買うという行為に抵抗がある人もいらっしゃるかもしれません。
ええ、今さらNFT買わなきゃなの…?
アートそのものは筆者も好きですが、かくかくしかじかであることもわかります。
ですが、なんだよ今さらNFTかよ、とおもっている方にこそZoraのNFTはオススメです。
ZoraのNFTは安いのです。
どれだけ安いかといいますと基本的にはフリーミント、またはそれに近いものが大半です。
購入にはガス代こそ必要ですがその金額も1$以下と大したことはありません。
さすが天下のLayer2
これまでNFT界で活動を続けてきた方々は、ぜひこの機会にZoraの世界にも触れてみてください。
これまでにないコレクションと、感じたことのない体験ができるかとおもいます。
Zoraへの参加方法。ETHをZoraへブリッジしよう
ではさっそくZoraへ行きましょうということで、ここからはZoraへの参加方法を解説していきます。
Zoraへの参加方法
- ウォレットにZoraチェーンを登録する
- ETHをZoraにブリッジする
それぞれ深堀りしていきましょう。
ウォレットにZoraチェーンを登録しましょう
チェーンを追加する際はChainlistを活用しましょう。
先にウォレットへZoraチェーンを追加しておかないと、ブリッジ後の確認手段がありません。
こちらで使用しているウォレットにZoraチェーンが追加されます。
チェーンでおもに使用する通貨も確認できます。ZoraはETHですね
これでZoraチェーンに入金された資金を確認することができました。
ETHをZoraにブリッジしましょう
今度はETHをZoraチェーンへブリッジ(移動)していきます。
ブリッジする際に使用されるサービスはいくつかありますが、
Zoraへブリッジする方法
- Zora network(公式サイト)
- Owlto.Finance
- Orbiter
まずはこちらの3つをご紹介いたします。
Zora network(公式)
公式サイトからのブリッジは上記画像のように『DEPOSIT』を選択、中心部に移動したい金額を入力することで可能になります。
入力後、BRIDGEを選択するとメタマスクが起動します。
ブリッジはETHチェーンからになるので、こちらを利用する際はガス代の高騰にご注意ください。
後述しますが公式サイトからの出金は非推奨です
Owlto.Finance
Zoraへのブリッジ手段は意外に探すのが難しいのですが、実は身近に便利なサービスがありました。
Owltoを使うメリット
- ETHチェーン以外から入金したいとき
- ちゃっかり他チェーンとのトランザクションにもなる
- Owlto独自の報酬プログラムにも参加できる
扱いやすい利便性や、手数料の安さと送金速度、今のところZoraへの入金手段としてはOwltoが最強です。
画像例ではLineaからZoraへの入金を行っています。
Linea→Zoraの送金手数料は0.001ETH。
承認後は1分かからず着金しました。
不便なく使えますね
Orbiter
われらが頼れるOrbiterパイセンも、つい先日Zoraに対応してくれました。
2023年8月段階だと手数料無料キャンペーンもやっているみたいなので、今ブリッジするとすればOrbiterの利用がいいかもしれませんね。
ブリッジはどこでするのがオススメ? 公式以外でOK
結論、どれも全部1回は利用しましょう。というのがお触り界の常識となっているのですが、Zoraにおいてもここは重要かとおもいます。
ただし普段使いはOwlto.FinanceやOrbiterで問題ありません。
とはいえ、見知らぬチェーン見知らぬサービスには抵抗がありますよね。
ですので注意点をまとめてみました。
ポイント
- Zoraチェーンへの入金はどこでもOK
- 出金する際は公式サイトは非推奨
- 公式サイトを利用する際はメンタルを保ちましょう
要は入金はどこ使ってもいいけど、出金するときは公式を使うな、と覚えてもらってOKです。
マジでメンタルが病むので公式からの出金は1回程度でいいとおもいます
筆者がぼろかすに言及する理由がこちらです。
じゃあ出金の承認してくれるかなっ!?
いいともー!
とはなりませんよね…?
さらに、
出金するかしないかの承認にもガス代が必要(しかもETHチェーンで)だったり、
7日間がっつり待たされる、かつClaimにも別途ガス代が必要な雰囲気がプンプンです。
ここがダメだよ公式ブリッジ
- ETHチェーンとしかやりとりできない
- 出金に7日かかる
- しかも道中で追加ガス代も必要になる
これに対して、優秀極まりないと個人的に話題となっているOwltoでは、
このようにETHチェーン以外ともやりとりも容易で、
L2同士だとガス代がほとんどかからず、
そしてなにより出金およびZoraからの脱出が圧倒的に早いです。
…好きっす(*‘ω‘ *)
以上です。
ZoraのNFTマケプレは他とは違う?
冒頭でZoraのNFTはとても興味深いという話をしました。
ここからはそんなZora発のNFTの触れ方について、さまざまなサイトを通じてご説明いたします。
以上3つをご紹介します。
zora.co(公式)
Zora公式のマーケットプレイスはこのような形で販売され、どのNFTも基本的には数$前後でMINTできるものばかりです。
特筆すべき点は、こちらに展開されるNFTはZoraチェーンのものに限らず出品できるというもの。
上述したZoraプロトコルが他チェーンでのNFTでも有効となるということですね。
こちらのマケプレはローンチして間もないことから、数多くの記念NFTが配布されています。
代表的なものは上記のような球体です。これらは通称『Zora球』としてZoraを象徴づけるデザインとして親しまれています。
とはいえ最近は公式から「出しすぎたからZora球無くすわ!」ってアナウンスが…
現在もクリエイター発のNFT以外にも、こうした記念MINTが開催されているので、トランザクションとして参加するというのもオススメです。
Open Sea
NFTにとっての母なる大海、OpenSeaですが実はしっかりZoraにも対応しています。
ZoraでMINTしてOpenSeaで確認できるというのは、使い慣れている身からすればかなり楽だとおもいます。
もちろんリストも可能なので、Zoraが今後注目されるとOpenSeaも盛り上がるのかもしれませんね。
OpenSeaでの購入方法についてはこちらの記事が参考になります。
mint.funとは
mint.funはContextが立ち上げたマーケットプレイスで、あのchatGPTの開発会社でおなじみのOpenAIが支援していることで有名です。
資金調達額は19.5M$あるそうです
mint.funの特徴として複数のフリーミントNFTを1つのマーケットプレイスで扱えることが挙げられます。
Zora以外にも、
- BASE
- Optimism
- ETH
など異なるチェーンが発行したNFTが1つのサイトでMINTできるようになっています。
mint.fun単体でもエアドロップが?
mint.funでNFTをMINTする理由としては、こちらのエアドロップにも期待しているからです。
マケプレ内でMINTしたり、過去に多くのNFTをMINTしたウォレット、画像のようにポイントが加算されるシステムとなっています。
ポイント
- 注目されているフリーミントNFTが常にTOPページに表示される
- 鋳造されたNFTのデータを自動的に回収してくれる
- 取得したNFTのフロア価格なども確認できる
これがエアドロップにつながる可能性があるため、ZoraやBASEチェーンのNFTをMINTする際は、こちらのサイトを利用することでトランザクションを2重取りが可能です。
こちらのポイントを加算するためには専用のパス(ETHチェーンで数$程度)をMINTする必要があります
それがこの『!fundrop pass』というもので、参加される方はこちらの画像にある『Mint now』からMINTしてみてください。
Zoraで買うNFTはMIYAKOがオススメです
筆者が所属するCLOSEPAコミュニティは国内唯一のZora発行のNFTコレクションを持っています。
MIYAKOのNFTはいいですよ
- アートの価値にとどまらず、今後の展開におけるユーティリティとなる
- 国内初のNFTなので安心感がある
- アート(クリエイター:亜桜ゆきち)が素晴らしい
(シヨウかわいいよシヨウ…はぁはぁ(*´Д`)ハァハァ)
どちらもフリーミントとなっているのでZoraでのトランザクションを刻む際はぜひMINTして今後の展開をお待ちください。
CLOSEPAコミュニティは今後もZoraをはじめとしたL2チェーンにてNFT販売を継続していきます。
まとめ
以上をまとめると、
まとめ
- Optimismロールアップを利用したL2のNFTマーケットプレイス
- 給付金へのポイントはNFT。複数のマケプレで気になるNFTをMINTしてみましょう
- 利用規約にエアドロップの文言が? エアドロップに強いVCの資金提供あり
他チェーンとは少し方向性が異なるZoraですが、NFTに対する方向性や設計は要注目の必要がありそうですね。
アートとしてのNFTも楽しみつつ、こちらのチェーンに触れながらエアドロップを狙っていきましょう。
本記事は以上となります。ではまた次の記事で。