本記はOpenSeaというプラットフォームでNFTを購入する方法。その買い方までを解説した記事となります。
今やNFTは話題沸騰中で、様々な分野で注目を集めていますよね。
NFTを買ってみたいと思ってもどこで買うんですか…?
しかし、NFTの購入に関してはまだまだユーザーの中には不安を抱える人も多いです。
こんな悩みありませんか
- OpenSeaでNFTを購入するにはどうしたらいい?
- NFTを購入するために必要なものはなに?
- NFTを購入する前に注意すべきことはなんですか?
Metamask、ウォレット、口座開設。聞くだけで拒否感が出てきます。
本記事ではOpenSeaでの購入方法からその準備、注意すべき点までを網羅した記事となります。
特にウォレットに関する注意点はしっかりと押さえておくべきですよ
筆者はこれまでに、
筆者のNFT歴は?
- 200個以上のNFTを所持中
- 2022年でNFTで利確した金額は70万円以上
- Metamaskは3つのアカウントで管理中
- 詐欺被害によりNFTを盗まれたことがある
このような経験をしてきました。
酸いも甘いもかみ分けてきた筆者が、ここだけはおさえておけというノウハウを公開していますので、ぜひ最後までご覧くださいね。
口座開設はGMOコインで
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OpenSeaとは。大型NFTプラットフォームの特徴を解説
OpenSeaとはNFTを取り扱うマーケットプレイスのことをいいます。
運営はOzone Networks, Inc.(以下、Ozone社)で、NFTのマーケットプレイスとしては世界有数の取引量をほこります。
2022年9月には1億4450万ドル。日本円にして約35億円の売上を記録(こちらを参照)
取り扱うNFTも多岐にわたり、デジタルアートからゲームのアイテムなどの幅広いNFTを取り扱っています。
NFTを買うならまずはOpenSeaで、というのが一般的ですね
OpenSeaでNFTを購入する手順を解説
OpenSeaでNFTを購入するには、まずウォレットを用意し暗号資産用の口座を作成します。
その後、購入したいNFTをOpenSeaにて検索して、実際に購入手続きを行います。
NFTを購入するまでの流れ
- ウォレット(Metamask)を作成する
- 暗号資産用の口座を開設する
- イーサリアムを購入する
- ウォレットにイーサリアムを送金する
- OpenSeaでウォレットを接続する
大まかな流れはこちらとなります。
だいたい2時間もあればすべて準備することができます
この中で一番の壁となるのがウォレット作成と口座開設です。
開設以降はスムーズにWeb3.0、NFTの世界を体験することができるので、準備する合間だけお時間をいただければとおもいます。
ウォレットを用意する
OpenSeaでNFTを購入するためには、イーサリアムを保管できるウォレットが必要です。
ここではMetamaskというウォレットを推奨しています。
ウォレットの選び方には、セキュリティー、使いやすさ、対応通貨などを考慮する必要があります。
OpenSeaはイーサリアムのブロックチェーン上で動いており、そのためイーサリアムを保管できるウォレットが必要になります。
ウォレットの選び方としては他にもセキュリティーが整っている点や使いやすさ、対応する通貨の数も重要なポイントです。
Metamaskがオススメされる理由。他サービスとの連携が可能
Metamaskが推奨される理由としては、
- 仮想通貨やNFTの補完・管理・送受信がまとめてできる
- イーサリアム系サービスの決済や代金の受領
- Metamask内で仮想通貨の購入や他トークンへの交換も可能
- 他サービスとの連携が可能(dApps(分散型アプリケーション)、BCG、マーケットプレイス、DEX(分散型取引所)などとの連携が可能)
特に分散型サービスはユーザー個人の資金を管理しないため、個人でウォレットを用意する必要があります。
Metamaskはそれらがまとめて管理が可能なため、他のウォレットよりも幅広く使用できる点が推奨される理由です。
Metamaskの登録方法についてはこちらからどうぞ。
たいていのことができてしまうってところが便利な点ですね
国内取引所で口座を開設する
次に国内の取引所で口座を開設しましょう。
推奨される国内取引所はGMOコインです。
国内には多数の仮想通貨取引所があり、取引所によって手数料や対応通貨が異なります。
そのため最適な取引所は自分にとって適したものを選ぶ必要があります。
GMOコインがおすすめな理由
- 送金や入金手数料が無料
- NFTをやるなら他ウォレットへの送金が必須になる
- 送金手数料が有料な取引所がある
口座開設はGMOインターネットグループの【GMOコイン】からできます
GMOコインはわたしが普段使っている国内取引所です
口座開設やGMOこいんの詳細については以下の記事を参考にしてください。
イーサリアムを購入する
NFTを購入するためには暗号資産イーサリアムを購入する必要があります。
これを購入するために上述した口座開設が必要になるわけですね。
ざっくりとした購入方法をお伝えしておくと、
GMOコインの取引所でイーサリアムを成行注文して購入しましょう
これだけ覚えてもらえればOKです。
買い方の手順をこまかく説明すると、
暗号資産の購入方法
- 開設した口座に日本円を入金する
- 入金完了後、取引所から購入したい暗号資産を選択する
- 販売所、もしくは取引所から暗号資産を購入する(取引所からの購入がオススメです)
詳細につきましては、
こちらの記事を参考にしてください。
記事上ではビットコインですがイーサリアムも同様の手段で購入することができます。
ウォレットにイーサリアムを送金する
NFTを購入しようとすると、必ずイーサリアムのような暗号資産をウォレット(Metamaskなど)に送金する必要があります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
日本円をイーサリアムに変換しMetamaskに送金するという手順がGMOコインであればほとんど手数料を取られることがなくなります。
取引所を使い分けるだけで、1万2000円が1万円で済ませることができるのです
OpenSeaにウォレットを接続する
OpenSeaを利用する際には個人情報を入力する必要はありません。しかし取得したウォレットのアドレスを登録する必要があります。
これはOpenSeaがイーサリアム上で動作するためです。
PlayStationのゲームをプレイするにはPlayStationのソフトを使いますよね?ってイメージです
ただOpenSeaは数多くのウォレットに対応しているのでMetamaskを導入さえしていれば問題はありません。
ここからは画像を用いて、ウォレット接続までのやり方を確認していきましょう。
MetamaskとOpenSeaを接続する方法
まずはOpenSea公式サイトにアクセスします。
TOPページが開いたら、この人型マークにマウスを合わせてください。
プロフィールを選択。
するとどのウォレットを接続するかを求められるので、Metamaskを選択しましょう。
ウォレットがMetamask以外の場合は該当するウォレットを選んでください。
Metamaskで設定したパスワードを入力。ロック解除もしくはEnterボタンで決定します。
接続するアカウントを決定します。
複数のアカウントがある場合は、どのアカウントを接続するかを選択して次へを押しましょう。
接続しますか?と聞かれますので接続をクリック。
OpenSeaとの接続がこれで完了しました。最後に署名という過程に進みます。
確認後に署名ボタンをクリック。
お疲れさまでした。
これでウォレットをOpenseaに接続することができました。
こちらがOpenSeaの基本アカウント画面となり、NFTを取得した際にはこちらに取得した一覧が表示されます。
OpenSeaでの設定はどうするの?
OpenSeaでの各種設定画面は、
こちらのセッティング画面を選択してください。
ユーザーネームやメールアドレス、各種SNSとの連携が可能です。
ただしOpenSeaではこちらの設定は必須事項ではありません。
筆者自身もこちらのアカウント名は設定しないことが多いです。
いつどんなNFTを買ったのかとかがすぐにわかっちゃうんですよね…
アカウントに名前がついていると知り合い間のあいだで「あ、これ買ったんですね!」とか「あー。この日にこれ売ってますねえ」とかがすぐにわかってしまうので、意外に気まずかったりするのです。
ブロックチェーンならぬOpenSeaあるあるなので、この辺は参考までに。
日本語設定にはできる?
もちろん日本語にも対応しています。
こちらから各種言語に変更することが可能です。
海外のサイトなので完ぺきとは言い難いですが、英語の表記に慣れない間は日本語表記に変更するというのも対策の1つになるかとおもいます。
実際にOpenSeaでNFTを購入してみよう。注意点もあります
OpenSeaでのNFT購入はイーサリアムのブロックチェーン上で行われます。これは依頼と受諾という形で行われます。
購入という依頼はイーサリアムのスマートコントラクトによって管理され、受諾が発生したときにNFTとイーサリアムの交換が自動的に行われます。
NFTを購入するまでの流れ
- 欲しいNFTコレクションの販売ページを探す
- コレクションページが表示されたら欲しいNFTを選択
- 「Buy Now」を選択し、承認画面へ
- 承認に必要なガス代を含めた金額を確認して購入を確定する
- 購入確定後、NFTがアカウントページに移動していることを確認する
【超重要】OpenSeaでNFTを購入する際の注意点
OpenSeaでNFTを購入する前にかならずおぼえておくことがあります。
これだけは絶対に覚えよう
- NFTコレクションは偽物だらけ
- 販売ページへはかならず公式のリンクから飛ぶようにする
- ガス代というものをおぼえましょう
この3点は必ず押さえるようにしてください。
以下はその理由と対策について説明しています。
OpenSeaで購入したいNFTの検索方法
いきなりの結論ですが販売ページには各プロジェクトの公式リンクから飛ぶようにしてください。
検索窓にて検索を行うことは現在においては非推奨となっています。
通常であればこちらの検索窓から欲しいNFTコレクションを入力しますよね。
この方法は一般的にはオススメできません。
理由を説明する前に、実際にこの検索窓に入力して確認してみましょう。
ここでは「CryptoNinja Partners」を検索してみます。
するとこのような検索結果が表示されます。
ここからがとても重要です。
お分かりいただけますでしょうか?
表示された検索内容に偽物のコレクションが混じっています。
NFT取引に慣れた人であれば、どれが偽物でどれが本物かを判別することは可能です。
ですがNFTがはじめてです、という初心者さまにとってこの真偽の判別は非常に難しいのです。
なにが偽造不可能なデータやねん!! 偽物だらけやないか!?
とツッコみたくなるような偽物バーゲンセールがNFT界隈の実情です。
このようにOpenSeaでは偽物のコレクションも当たり前のように並べられているため、間違えて偽物を買わされるということも頻繁に起こっています。
購入ページは必ず公式のリンクから飛ぶようにしよう
こういった事情があるため、各NFTプロジェクトは『公式リンク』からのアクセスをお願いしています。
公式リンクってどこにあるの?
ということなのですが、
公式リンクはどこにある?
- DiscordがあればDiscord内の公式リンク
- Twitter公式アカウントに使用されている公式リンク
などが導線としてあります。
ひとまず初心者の方はDiscordからの公式リンク以外からはアクセスしないということを徹底してください。
大事なNFTコレクションを守るためにこういった防衛の手段はかならずおぼえておくようにしましょう。
OpenSeaのガス代について
NFTを購入するにあたり注意すべき点はこのガス代です。
ガス代とはブロックチェーン上で取引をおこなう際、その取引にかかる手数料のことです。
チェーンによってガス代は異なり、ネットワークが混雑していると大きく高騰することがあります。
ガス代が高い~と聞くのはこのためですね
ガス代はさまざまなところで要求されます。
ガス代が必要な場面
- 出品手数料
- 販売手数料
- ガス代(ネットワーク手数料)
- NFTの購入・譲渡のとき
- オファーの申込・キャンセル時
- NFTを出品するとき
- イーサリアムを他の仮想通貨に変換するとき
- イーサリアムを他チェーンに移動するとき
具体的にはこのような用途ですね。
OpenSeaでNFTを購入してみた
では実際にNFTを購入してみましょう。
今回はNFTコレクションとして筆者も注目している『MIYAKO-都GENESIS』というNFTを購入します。
図解に沿って解説していきますね。
まずウォレットに十分なイーサリアム(ガス代分も含める)があることを確認しましょう。
公式Discordの中にある『Official link』から販売ページへのリンクにアクセスします。
こちらがNFT販売ページになります。
今回はこちらのNFTを購入します。
『Add to cart』(カートに入れる)をクリック。
画面右上のカートマークをクリックすると購入画面に移行します。
購入についての承認のために署名を行います。
金額+ガス代が表示され、問題がなければ確認をクリック。
ガス代¥710と表記がありますが実際にはもう少し安かったりします
購入が問題なく行われると最後にこのような画面が表示されます。
これでNFTの購入が完了しました。
こちらが購入した際に作成されたトランザクション(取引履歴)となります。
実際のガス代は4.2$であったことがわかります。
まとめ
OpenSeaでNFTを購入する際のまとめになります。
まとめ
- 必要なものをまずは揃えましょう。ウォレットと口座を準備してください
- セキュリティに配慮したウォレットの利用や取引手数料も確認することが大切です
- NFTは詐欺も多いです。注意すべき点はしっかりおさえていきましょう
以上を把握し、より安全にOpenSeaで取引を行ってくださいね。